大切なお金の授業

細矢です。

吐き気が止まりません。

手がブルブル震えて、
膝がガクガクしました。

雪山で遭難し死にかけましたが
そのとき以上にビビりました。

何をそんなにビビったのかというと、

『中学生の授業』
をさせて頂きました。

中学生といえば反抗期のど真ん中。

「シラケたらどうしよう・・・」
「40歳を過ぎた私の話が通じるのか?」

数えきれない講演経験があっても
ビビります。

そして、もっとも恐怖を感じたのが、

時間管理

普段の講演会は時間がルーズです。

2~3分ぐらいは遅れても
早まっても何も問題ありません。

しかし、学校の授業はチャイムが鳴る。

話が盛り上がったところで、

「キン、コン、カンコーン!

となってしまったら話と緊張が途切れる。

正確に時間を把握しなければ
なりません。

そこでポケットにはストップウォッチ忍ばせ、
授業に望みます。

ただ、すべては思惑通りには進みませんね。

イメージトレーニングの時では、
開始のチャイムがなった段階では
教室に入っている予定でした。

しかし、実際には、ひかえ室から
教室に向かう途中にチャイムが
鳴ってしまいました(笑)

歩きながらストップウォッチを押し、
冷静さを保ちますが、

「やべ、これだけで30秒もズレた」

と頭がパニックです(笑)

そんなパニックから始まった授業なのですが、
教室に入るなり想定外のことが起きました。

「社長ぉ~!」
「よっしゃ、しゃちょぉおおおー!」

と拍手喝采です。

きっと私が講演をしやすいように
事前準備をしてくださったのですね。

入った瞬間から大盛り上がりです。

緊張が一瞬でぶっ飛び、
エンジンがかかります。

今回はお金の授業ということで
発表者には『5円チョコ』を
プレゼントしただけでも、 

「おぉおおおおー!」

と運動会のような大盛り上がり。

気持ちよくお話をさせて頂きました。

授業を進めさせて頂いたのですが、
今の中学生は、凄い!。

この学校の先生のご指導が
素晴らしいことは言うまでもありませんが、

みんな頭がいい
~~~~~~~

インターネットの普及もあるのでしょう。
知識がケタ違いにあるのです。

わたしが

「お金を増やすにはどうしたらいいでしょうか?」

と聞けば、生徒たちは、

「投資、とうし!とうしっす」
「金(ゴールド)を買う!」
「ちょ、ちょきんっす!」

などなど。

大人顔負けのキーワードが
飛んできます。

「発表したい人は?」

と聞けば、8割以上の生徒さんが
手をシャキッと上げてくれます。

私の中学生時代とは比較になりません

私が中学生のころといえば、
道端に落ちているエロ本を
探すことぐらい。

特技と言えば、雨で濡れページがひっついた

『Hな本』を切れないように『そぉ~』と

めくることぐらいです。

それ以外は何も知らないし、
興味もありませんでした。

 

でも、今の学生は賢い。

ネット普及もあり知識が豊富です。

 

巷では私のような中年が、

「最近の子ども達は・・・」とか
「最近の若い人たちは・・・」とか

言いますが、全く違いますね。

私たちが彼らの思考や行動に
ついていけてない可能性が高い・・・

そんなことが体感できました。

その証拠に今回50分で
3つのテーマについてお話をした結果、
全員がそのテーマをしっかりと把握している。

スポンジのように何でも吸収しているのです。

中には、

「俺が将来、社長になったら
一緒に話しようぜ!」

などという声もある。

たった50分の知識を
一歩先、二歩先へと進めて、
自分へ置き換えることができるのです。

鳥肌が立つぐらいの理解力です。

 

で、

この経験から数多くを学んだのですが、
もっとも私が印象深いことは、

『教育って興味深い!』

と思ったのは当然ですが、
それ以上に、

『教育って怖い。。。』

というのが私の本音です。

包丁は人を殺すこともできますが、
美味しい料理を作ることができます。

使い方や考え方で全く結果が異なります。

教育もまったく同じのように感じます。

吸収力が高いゆえに

 
『ちょっとした心無い発言や行動が
子ども達に悪影響を与える可能性がある』

とわかったのです。

子ども達からしたら親や教師というのは
絶対の存在です。

私たちが彼らに与える影響は絶大です。

今後、思春期の子どもを育てをするとき、
己を律し、接しなければなりませんね。

あなたが思春期のお子様をおもちならば
並々ならぬ努力をしているとは思いますが

彼らの吸収力を今以上に理解していないといけませんね。

 

ということで、今回は非常に良い経験を
させて頂きました。

また機会があれば、ぜひ、私も貴重な
学びの場として参加させていただければと思います。

ではまた!

細矢ますゆき


追 伸

私は高校時代、
学校には、まとに通っていないので

『先生 = 生徒の敵』

のような印象がありましたが、
全く違いますね。

先生方の普段のご指導には
想像を絶するほどのご苦労が
あることが分かりました。

私の学生時代の担任の先生には
謝罪します。

「ごめんなさい。私が子供でした。」


追 伸2

私の学校でも授業して!

という方がおりましたら
お気軽にご一報ください。

http://www.nikoniko-honpo.com/otoiawase.html

 

追 伸3

以下のお声は私の一生の宝物になりました。

本当にありがとうございます!!

 

中学生に泣かされました!

生徒のみなさん、チャンスをくださった先生、

そして、ご協力を頂いた担任の先生の方々、

本当にありがとうございました!